maul9

Friday, November 17, 2023

40年前の扉

40年前の丁度今頃、僕は社会人への第1歩を踏み出した。

社内では座ることさえも憚れる雰囲気、
現場で喉が渇けばトイレに行って水を飲んだ。

いま思えば随分ひどい環境だったと思うけれど、
当時はそれがあたりまえと思い、日々を過ごしていたし、
自分の中ではたいしてストレスにも感じていなかったが、、、

そんな日々の中でも唯一ホッする時があった、
現場まで荷物を運ぶ為の車を駐車場に取りに行く束の間の時間だ。
地下駐車場へと続くオレンジ色の重い鉄の扉、
扉の重さと地下駐車場の匂いは忘れない。