maul9

Tuesday, January 13, 2009

ポールのプレイリスト


i Tunestoreでポールのプレイリストが公開され、販売されている!
ポールによる各曲のコメント

Be-Bop-A-Lula
Curry's という店で初めて買ったレコード。最近誰かが言ってて思い出したんだけど、昔はミュージック・ショップなんてほとんどなくて、家電製品を売ってる店の片隅にレコードプレーヤーと少しのレコードが売ってあるだけだった。だから、僕はリバプールにあるこの Curry's という小さな店に入って、友達がすすめてくれたこのレコードがあるかどうか探したんだ。当時は Be Bop a Lula というタイトルだったこのレコードが、このショップにあったんだよ。やっと手に入れたかけがえのない大切なレコードを僕はかばんに入れ、大事に抱えて30分パスに揺られて家に帰った。そして僕の Dansette のレコードプレーヤーに乗せて聞こえてきたのがこの曲だった…すばらしいレコードだよ。

God Only Knows
1960年代、瞬く間に有名になった The Beach Boys というバンドがいた。最初の頃は主にサーフ・ミュージックをやっていたけど、後にどんどん発展していって、The Beatles で僕たちがやっていた音楽を Brian Wilson が聴いてたことがわかってからというもの、お互いに影響しあうようになったんだ。たとえば、僕たちの音楽を彼が聴いて「うーん、これよりももっといいものを作らなきゃ」と感化されるような、いい意味での競争が無意識のうちに出来上がっていたんだ。僕を立ち止まらせたのは、God Only Knows という曲だった。すごく感情的で、思わす涙が出そうになる曲なんだ。とても美しいコードとメロディに、深い歌詞が重なった本当のラブソングだね。Brian の才能としか言いようがない。Brian と一緒に歌ったことがあったけど、サウンド・チェックのときは感情が抑えきれなかったよ。Brian 本人とマイクの前に立って、この曲を歌っていることがあまりにも感動的な一瞬だったんだ。とにかく優れた曲で、いつもぐっと来てしまうね。

Two Magpies
僕のニューアルバム、The Fireman の Electric Arguments からのお気に入りの一曲 Two Magpies。このアルバムは完全に即興だったから、即興劇ワークショップみたいで制作がとても楽しかった。アルバムのほかの曲はこれまでとは違ったテイストで、新鮮なサウンドに満足してるよ。なかなか好評なんだ。

Everything ln lts Right Place
Kid A を聴いたとき、そのオープニング・トラックに魅せられたね。今まで聴いたことがないようなきれいなサウンドなんだ。後にプロデューサ兼エンジニアの Nigel Godrich と一緒に仕事する機会があったんだけど、Nigel はサウンドひとつひとつに細かくこだわるからすばらしい。アルバム全体でそれを続ける、当然質のいいアルバムに仕上がるし、まとまりがいいんだ。ぜひオープニングのピアノ・サウンドを堪能してみて。最高だよ。

Cheek to Cheek
僕の音楽嗜好はロックンロールで始まったわけじゃないんだ。子どものときは、僕らの父親の時代の曲で、
今じゃサウンドトラックで聴くようなすばらしい曲がたくさんあった.特に好きだったのは、ダンサーとしてその名を知られた Fred Astaire。彼はとてもエレガントで愛嬌もあった。この Cheek To Cheek はいつ聴いてもいい。ソングライターとしても、技術的にもすばらしいし、とてもロマンチックでもあるよね。

Pretty Vacant
これはすばらしい曲で、当時の音楽シーンに登場した時はたくさんの注目を集めた。だらつきがちで、マンネリ化しつつあったロックシーンのクモの巣を取っ払ってくれた感じがしたね。この一曲によってすべてが変わったんだ。

What'd I Say
Ray Charles を初めて聴いたのは、夜のラジオだった。ロックンロールだけを流すラジオ局はそんなになくて、主にミックスはかりだった。そのうち、そこらじゅうでロックンロールを流すようになって、Ray Charles の What'd I Say を初めて聴いた時はぶっ飛んだよ。みんなこの曲に夢中になって、僕たちのショーでもすごい人気だった。あの頃のショーって、たくさんの要素が詰まってて何時間でも続いたんだ。誰が一番長く続けられるか、ほかのバンドと競ったもんだよ。ある夜、ハンドマイクを持ったまま観客の中に飛び込んで、テープルの下に潜り込んで…夜も遅くて、僕は最高に「ハッピー」だった。結局1時間ぐらいこの曲を歌い続けたよ!

When You Were Young
最近のバンドでいいなと思うのは、(このルールはいつの時代も変わらないんだけど)自分たちの楽器を使って自分たちでライブで演奏できるバンドだね。The Killers は、まさにこの種のバンドだよ。ライブでしっかりパフォーマンスできるバンドがいい。彼らは確実にこれをこなせるバンドだよ。

Imagine
The Beatles の解散後、ジョンと僕はソンクライターパートナーとしてそれぞれの道を選んだ。彼のインタビューや、僕自身の意見からもそれはわかっていたけど、いつもお互いの近況は把握してた。ジョンが Imagine を作ったときは「これだ!」って思ったね。彼がピアノに座って、コードを考えだしたり、曲を練ったりする姿が目に浮かんだ。曲作りの最後にはジョン自身にも名曲となる予感があったと思うよ。Imagine を聴くといつも感動と美しい思い出が蘇ってくるんだ。未来へのインスピレーション・ソングでもあるね。

Long Tall Sally
Little Richard の歌声を最初に聴いた時は、まったく信じられなかった。当時僕はまだ子どもで学校に通ってた。期末になると先生がちょっと大目に見てくれることがあって、机の上に立って Long Tall Sally をやったのを党えてるよ。後になって Little Richard とハンブルクで一緒にできたことはとてもラッキーだった。プライベートでも一緒に過こしたりしたけど、とにかく面白い人だったね。「ポールに数えたのはオレだよ。ポールが知ってることは全部オレが数えたのさ。オレがすごいんだからしょうがないね」って今でも言われるよ。

Heartbreak Hotel
当時、Liverpool lnstitute High School for Boys という学校に通ってた。ディケンズ風な学校だったけど、音楽に影響を受けた楽しい時期だった。友達と NME (この雑誌は当時もあったんだ)を手に入れたりしてね。あるときこの雑誌の裏表紙に新出シンガーの広告があって、これが Elvis Presley だったんだ。覚えるのに苦労するような、ちょっと変わった名前だった。すごくハンサムな彼の、それはもうロックな写真で、Heartbreak Hotel という曲の宣伝だった。もちろんみんながこの曲に夢中になったよ。この名作で Bill Black が演奏したベースは今僕が持ってるよ。Linda が誕生日にプレゼントしてくれたんだ。

1 Comments:

Anonymous Anonymous said...

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3/02/2010 10:32 PM  

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